精神科医の森田正馬先生によって提唱されたもので、分かりやすく言えば

“それでも「やる気が出ない」というなら、「やる気にならないとできない」と思っていること自体が間違いだと言いたいです。こういった悩みを抱える人に対する代表的な心理療法で、『森田療法』というのがあります。1920年代に精神科医の森田正馬先生によって提唱されたもので、分かりやすく言えば、「感情を意識せず、体だけ動かしなさい」というものです。 「体がだるい」「疲れている」「落ち込んでいる」……そんなときに「元気を出して、やらなきゃ」なんて思うことでやる気を出せる人なんていません。そんな感情を意識すると、ますます何もできなくなりますから、やる気も元気もないし、気分が晴れないままでもいいので、淡々と体だけ動かすんです。 (中略) 『やる気』というのは、そうやって自分が「やった」という体験を積み重ねていくことによって生まれるものなんです。”