タスクの意義、背景を正しく理解し、論理的に判断するこ とが必要だ
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多くの人々は「マルチタスク」を志向しがち
だが、これは集中するための手段ではない。
ToDoリストには、多くのタスクがリスト
され、これを同時にこなそうとしがちだが、「重要な仕事を1日1つだけやる」と決めて、これを実践するほうが、あまり
重要でないものにアレコレ手をつけるより、成果が上がる。
ひとつの仕事にノープランでいきなり取り掛か
るより、まず小さなステップに分けて、ひとつひとつの段階を踏んで取り組んでいくと、効率的に成果を出すことができ
る。3つのステップにタスクを分けるシンプルなツールとしては『FocusList』(有償・7ドル)がオススメ。
ヒトの脳は、ディテールの前に意味を
処理する。つまり、取り組もうとしているものの意味や意義を、自分の脳にきちんと理解させないまま強引に進めようとすると、フラストレー
ションがたまる一方で、効率は上がらない。「これは本当にやる必要があるのか?」、「他の人に任せられないか?」を自身に問うてみるこ
と。
必要なことと、そうでないことをきちんと選択し、戦
略的に「ラクをする」ことを心がけよう。そのためには、それぞれの仕事やタスクの意義、背景を正しく理解し、論理的に判断するこ
とが必要だ。
気分が沈むときは、自分の意識を「マップ」にして可
視化しよう。問題を解決に導くための「課題解決型マップ」は、課題の本質を掘り下げたり、解決策を具体的に展開して考えるのに有効だ。また、モヤモヤした
不安や恐れがあるときは、「心配マップ」を作ってみよう。心配な要因を書き出し、予測される結果をあとにつなげていく
のだ。こうすると、自分が感じている不安は、実際はそれほど深刻なことではないことに気づくだろう。
どうしても気乗りしない、アタマが働かないときは
あるもの。そんなときは、コーヒーで一服したり、散歩するなどして、自分にご褒美をあげ、モチベーションを高めさせよう。
集中力は「才能」ではない。関心により集中が促され、関心は受け
取り方や感じ方、態度から生じる。つまり、自分の感じ方から関心や好奇心、情熱がふくらめば、集中することはたやすいこ
となのだ。
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