寝入りばなのときです

中国の北宋に、政治家でもあり、詩人、文学者でもあった欧陽修(おうようしゅう 1007年−1072年)という人がいました。彼は、『帰田録』の中で「余平生所作文章多在三上、乃馬上、枕上、厠上。盖惟此尤可属思尓」という一文を記しています。これは、「私はふだん文章を作るところは、馬上(ばじょう)、枕上(ちんじょう)、厠上(しじょう)の三上でするのが多い。特にものを考えるときは、ほとんどここである」という意味です。

  当時の高官は馬で移動したので、馬上で考えごとをするのが多かったのでしょう。今では乗り物や徒歩でも移動中でしょう。枕上とは、寝ているときですが、寝床の中の寝入りばなのときです。厠上とは、便所で用を足している最中のことです。










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出典:http://www1.tecnet.or.jp/earth/6Human/6_06/6_59.html

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