フィードバックをもとに、暇人や馬鹿は成長 する

電子書籍は、 Web の敗北でもなければ、 Web の勝利でもない。書なるものの輝ける未来でも、もちろん、ない。電子書籍は、 Web だ。


Web
に何かを発表するのと、同じような気楽さで、電子書籍を作れる。現状電子書籍のプラットフォームは充実していないが、より気楽に、気楽に、という方向に進
化していく。あるいは、電子書籍という存在は、その方向に進化出来る可能性を持っている。


未来は、明白だ。


Web は暇人と馬鹿が制した。電子書籍も暇人と馬鹿が制する。


電子書籍は一点だけ、従来の Web と違う点がある。長文との親和性が高い。


これまで、暇人は 2ch と blog と twitter で短文をガンガン発信し、その世界を制してきた。これからは、暇人が長文の世界も制する。


暇人や馬鹿が電子書籍で長文をリリースしまくる。リリースしまくり、いくばくかの、フィードバックを得る。得たフィードバックをもとに、暇人や馬鹿は成長
する。


そして、いずれ、北方謙三を越える冒険活劇作家が暇人や馬鹿から出てくる。ジェイムズ・エルロイを越える犯罪小説作家が暇人や馬鹿から出てくる。


母数が増えるのだから、当たり前の話だと思う。



未来は、輝いていると思う。










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