Androidマーケットを比較したときに、筆者はまだまだiPhoneに分があると感じてしまう

 スマートフォンの最大の魅力は、好きなアプリケーションを自由にダウンロードして使えることだ。iPhoneなら「App Store」から、Android搭載端末なら「Androidマーケット」から手軽にアプリケーションを入手できる。

 このApp StoreAndroidマーケットを比較したときに、筆者はまだまだiPhoneに分があると感じてしまう。誤解がないように断っておくと、Androidマーケットの立ち上げ当初に比べれば、公開されているアプリケーションは、本数と質の両面でかなり充実した。アプリケーションの種類に限ってみれば、App Storeとそん色がないといっても過言ではないだろう。

 しかしながら、Androidマーケットで公開されているアプリケーションの中には、いまいち信頼性に欠ける、もしくは著作権処理に疑問を感じるものが数多く存在する。例えばゲームの項目を見ると、某ゲーム会社のキャラクターを無断で使ったと疑われるゲームがあったり、合法なのか違法なのかわからないゲームマシンエミュレータがダウンロードランクキングの上位にいたりする。果たして、Androidマーケットで販売しているアプリケーションは、著作権をはじめ法的な問題をきちんとクリアしているのだろうか。

 原稿執筆時点(11月中旬)では少し落ち着いているように見えるが、10月初旬に確認した限りでは、ダウンロード数の多いアプリケーションの上位に怪しいアプリケーションがズラリと並んでいた。しかも、こうしたアプリケーションの多くは有料だ。有料製品ならば大丈夫だろうと考えて、買ってしまうユーザーもいるのではないだろうか。

 今後、Android搭載端末が普及していくにつれて、数多くの一般ユーザーがAndroidマーケットからアプリケーションをダウンロードするようになる。もしプログラマたちが汗を流して開発したアプリケーションが、怪しいアプリーションのはびこるマーケットの中で埋もれてしまうとしたら残念だ。そうならぬよう、Googleにはアプリケーションの審査方法をしっかりと見直してもらいたい。











Androidマーケットに秩序を求む - 記者の眼:ITpro




出典:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20101119/354348/

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