教訓6 失敗するときは、あなたがリスクをとってもとらなくても失敗する

教訓1

人は、毎日の負けや大外れは忘れてしまい、昔の大当たりの記憶を頼りに生きている。



それはたちの悪いギャンブルにはまるように。

自分だけではない、顧客、スポンサーもそうなのだ。

逆にこれを利用しない手はない。



教訓2

金を出す奴は、実績でしか人を見ない。



もし金を出す奴にクリエイティブな売れる判断ができるなら、

自分自身に投資するだろう。

けどクリエイティブな判断ができないから、

過去の実績だけを唯一の判断材料に値する。

過去の実績こそ、最高のプレゼンになる。

スティーブ・ジョブズのプレゼンすら、

過去の実績があるからこそ確信のある夢に観える。

もちろんここでも失敗の実績は

考慮にいれないどころか、

むしろ失敗の経験をプラスにとることさえある。



教訓3

キャリアとはリスクに勝った回数の事である。



勝った回数で、負けをカウントしないのなら

当然たくさんチャレンジしたほうが有利。



教訓4

チャンスには複利がある。



リスクに一度勝つと、仲間やスポンサーから信頼を得て

次のチャレンジがとてもやりやすくなる。

そのリスクに勝つとさらにまたチャレンジしやすい環境になる。

周りの人々がそう扱うようになる。

それはチャンスの複利のように増えていき減りはしない。

もちろん次が失敗して首になっても、

記憶を覚えてる人が複利となって拾う神になることもある。



教訓5

リスクをとる方が人生は安定する。



逆説的。

もし、エリカがリスクをとらない人で

おとなしく言われることだけしていたら

なんらかの不況、不景気でリストラされると

次の雇用は難しいだろう。

誰の記憶にも残ってないのだから。

面接で「真面目に仕事をしていました」。

といっても、給与面で条件を下げる可能性が高い。



教訓6

失敗するときは、あなたがリスクをとってもとらなくても失敗する。



不況や、業界そのものが縮小するとか、

その他まったく事業や自分の仕事とは関係ない資金難で

失敗することもあれば、

仲間のプロジェクトに巻き込まれて失敗することもある。

このときあなたに責任はまったくないにも関わらず、

リスクを負った時と同じ被害を受ける。

だが、成功するときはリスクを背負った奴だけが成功する。



教訓7

最初から「誰も選ばないもの」を選べ。それが正解だから。



エリカの話は、リスクについて考えさせられる。

もちろん公務員や、老舗の業界など

特殊なところでは当てはまらないかもしれないし、

みんながリスクを取る必要はない、

あるいは取れない、取りたくないから、逆説的だということもある。

リスクとは、不確定の中に信じる確信。

きっといけるはずなんだが、結果なにが起こるか分からない。

不安とワクワクが同居してるはず。

それは必ずしも、出世することやお金を稼ぐことに限らない。

リスクとは「楽しんでるか?」という問いかけでもある。











最初から「誰も選ばないもの」を選べ。それが正解だから。 - teruyastarはかく語りき