オリエンテーションだった

あるとき、とある会社の担当者に呼び出された。


新しい企画をたててほしいという依頼のオリエンテーションだった。


彼女は印刷したパワーポイントの資料を示しながら企画意図を丁寧に説明した。



 「・・・・というわけなんですよ」



しかし僕は、いくつか説明に疑問があって、それをぶつけてみた。


正直、この内容では引き受ける気になれなかったのだ。


すると



 「清水さんならそうおっしゃると思って、次のページを用意してあります。こちらを見てください」



それを見ると、なるほど、プレゼンの最中に僕の頭に浮かんだ疑問がすべて解決されるような資料が作られている。


ここまでされると、特に反論する理由も見当たらず、僕はその仕事を引き受けることになった。



僕が断るであろう理由を先回りしてすべて解決した資料が別途用意されている。


外堀を全部埋めた上で、「ほかに断る理由はありますか?」と聞いてくるわけだ。



こういう人は、仕事がデキる。と思う。











「仕事がデキる人」と「仕事をする人」の違いと習慣 - Keep Crazy;shi3zの日記