立て板に水であれこれ話して、一つもヒットしないと、ただのおしゃべりに成り下がる

「相手のハッタリを見抜く」という囲みがある。どういうときに、相手を優秀だと勘違いしてしまいがちか、という例として
1.外向的な人
2.

批判的な人
3.自分の得意な分野について語っている人
が挙げられている。これ、コンサルタントの3つの得意技、とも言えます。コンサルタ
ント的にはどう活用するかというと:

1.外向的
→とにかくたくさん話す。必殺「質より量」である。あれこれあれこれ弾丸のように話している中に、相手の琴線に触れるものがあれ
ば、
「おお、この人は良いことを言う」
と思ってもらえる。それ以外は、話したこと全部を覚えていられないくらい、とにかく滝の流れのよう
に話す。さすれば相手は、「良いこと」と思った一点しか覚えていない。

しかし、立て板に水であれこれ話して、一つもヒットしないと、ただのおしゃべりに成り下がる、という危険もあるので、ヒットを増
やすべくベース知識を常に仕入れておく必要はあるのだが。

本当は、無口で時々ポツリと語る一言がすごい、というのが格好いいが、マッキンゼー時代もそんな人はみたことない。成功するコンサルタント=饒舌、
です。少なくとも仕事の時には。ただし、早口である必要はない。

2.批判的
→相手を個人的に批判すると角が立つが、相手の会社や事業を批判するのは有効。もちろん、深い準備と、それに基づききちんとポイ
ントを付いた指摘でないとダメだが、「あなたの会社を考えていればこそ」と、ビシビシと難点を指摘する。

また、よりプライベートな話の場では、そこにいない第3者を批判する、というのも有効。「誰それはダメだ、なぜなら」といった感じで、単なる好き嫌
いじゃなく理由を明快にして批判する。さすれば、アーラ不思議、まるであなたは優秀な人のように見えます。

3.自分の得意な分野について語る
→これは、まぁ当然といえば当然だが、いかなる話も自分の得意な分野に引き寄せて語る、という話術が必要
なのだな。











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